赤ちゃんが将来糖尿病になってしまうの?

わが子も糖尿病になってしまうの?

妊娠糖尿病を経験したママがとても気になるのは「将来この子も糖尿病になってしまうの?」ということではないでしょうか?

筆者は2人の子持ちなので、正直かなり気になります。自分だけならともかく、わが子に同じ思いをさせたくありません。まして糖尿病合併症だけは絶対に何としてでもなってほしくないのです。

では実際、妊娠糖尿病のママから生まれた子が将来糖尿病になる確率はどのぐらいでしょうか?

糖尿病になりやすい体質は遺伝しますが、遺伝だけですべてが決まるわけではなく、またひとつの遺伝子だけがすべてを決めてしまうのではなくて何種類もの遺伝子が関わっていると考えられています。

 

 

そのすべてが100%解明されたわけではありませんが、親のどちらかが2型糖尿病の場合は約50%の確率で子供も糖尿病になりやすく、両親ともに糖尿病の場合はその確率はさらに高くなると考えられています。

妊娠糖尿病を経験したママが全員2型糖尿病になるわけではありませんが、産後特に気にせずに今まで通りの生活を続けていると、妊娠糖尿病未経験者の7倍の確率で2型糖尿病になってしまうと言われています。

中年以降、女性は男性よりも少ないとはいえ、10人にひとり以上の割合で2型糖尿病になります。その約7倍なので、かなりの確率で2型糖尿病になってしまうことになります。

 

遺伝子だけが原因ではないけれど…?

もちろん、糖尿病になりやすい遺伝子を持っていなくても糖尿病になる場合はあります。あまりにも食べすぎが続いたり、極端に運動不足だったリ、高度な肥満の場合などです。

でも、遺伝がある場合は、太っていなくても食べすぎていなくても糖尿病になることがあるので気を付けなければいけないんです。

 

 

みなさんは「糖尿病になりやすい遺伝子を親から受け継いだとしても、バランスよく食事をして適度な運動をしていれば糖尿病を発症しませんよ」と医師や管理栄養士などから説明されたことがあるかもしれませんね。

でも、世間で「バランスの良い食事」「適量の食事」と思われている食事の中に含まれている糖質の量は、実はあなたには多すぎるかもしれないんです。「適度な運動」では食後血糖値を下げきれていないかもしれません。

 

お酒が飲めない人と同じ!

ちょっと、お酒に例えて考えてみましょう。普通の人は1日あたりビールを1缶飲んだぐらいでは病気にはならないでしょう?でも、生まれつきアルコール分解酵素をほとんど持たない方では、1日1缶でも多すぎて無理ですよね。

飲めない体質なら、飲まなければ何も体に悪いことは起こらないんです。糖質も同じだと思いませんか?何しろ、ヒトは体内で糖を作り出せるんですから。

そして、世間のほとんどの人は自分の基準で考えてしまうので「1日1缶ぐらいが適量だろう?」と思うわけです。生まれつき、アルコールがどうしてもダメな人たちもいるのにね。

 

 

もしあなたのお子さんが糖尿病になりやすい体質を受け継いでいるとしても、お子さんの体質を考え、お子さんが処理できる糖質の範囲内で食べていれば将来糖尿病にはならないです。その「適量」は、世間で言われているよりもずっと少ない量かもしれません。

幸い、世の中には血糖値を上げないけれど美味しくて栄養価の高い食べ物はたくさんあります。ママとお子さんが美味しく食べられる料理が、ひとつでも多くあるといいと思います。