次の妊娠で妊娠糖尿病にならない方法

長期間の糖質制限で耐糖能が改善した?

糖質制限の江部康二医師のブログに、びっくりするような記事が載っていました。千葉県の産婦人科医の宗田哲男先生が2017年12月3日に糖尿病妊娠学会で発表なさったところによると、「妊娠糖尿病を経験した妊婦さんが2~3年間糖質制限を続けると、次の妊娠では妊娠糖尿病にならなかった」ということです。

 

 

筆者は最初にこれを読んだとき「次の妊娠では、糖質制限をしているので血糖値が上がらず、糖尿病ではない状態と同じに見えるだけではないか?」と思いましたが、違いました。

よく読むと「OGTTで完全に正常型」になったそうです。つまり、まったく妊娠糖尿病ではないということです(糖尿病の方、妊娠糖尿病の方は糖質制限をしている時は血糖値は上がりませんが、OGTTを受けると血糖値は急上昇します)。

妊娠糖尿病の妊婦さん16人に2~3年間糖質制限してもらったところ、14人は次の妊娠でOGTT陰性、残りの2人は途中で糖質制限をやめてしまい、次の妊娠で再び妊娠糖尿病になったそうです。

 

糖質制限ですい臓の負担が軽減されたのではないでしょうか

糖質制限をしている人の血糖値が上がらないのは当然ですが、妊娠糖尿病経験者の方たちが次回妊娠でOGTTが正常値になったということは、それまでの食生活ではすい臓に大きな負担がかかっていたのが、糖質制限を継続することによってすい臓の負担が軽減され、その機能を回復できたからじゃないでしょうか?

世間で言われているように「糖質制限すると糖尿病になる」などというのがもし本当なら、糖質制限した妊婦さんたちは次回妊娠時はより重症の妊娠糖尿病になるはずだと思います。

筆者は糖質制限をせず、下の子妊娠時には上の子の時以上に重症の妊娠糖尿病になってしまいました。非常に後悔しています。子供を無駄に苦しめることになってしまったので…

 

 

「妊娠すると高血糖になるのは仕方がない」という方もいますが、今回の宗田先生の発表を元に考えると、農耕開始前はそもそも妊娠糖尿病になる女性はほぼいなかったのではないかと思えてなりません。だいたい、昔はインスリン注射などありませんでした。

妊娠糖尿病になることは、母子ともにとても危険なことであるはず。生存のために圧倒的に不利なことであるはずの妊娠糖尿病にかかるのが「自然の摂理」「仕方がないこと」とは、とても考えられないのです。

 

本当に仕方がないことでしょうか?

 

「妊娠糖尿病になるのは、胎盤から出るホルモンのせいなので仕方がない」「血糖値が高い妊婦さんはインスリンを打てばよい」本当にそうなのか、根本的な原因はいったいどこにあるのでしょうか。

日本でいま糖質制限が流行しているのでお米や砂糖の売り上げが減って困っているから…という話を何度か聞いたことがありますが、そんなことよりもママと赤ちゃんの健康のためにいちばんよい方法は何か?を考えてほしいですよね。