出産したのに妊娠糖尿病が治らない…

なぜ出産が済んでも妊娠糖尿病が治らないの?

一般的には、出産が終わると妊娠糖尿病は治ることが多いとされています。筆者は2度妊娠糖尿病になりましたが、2度とも産後2週間後には正常型に戻っていました(帝王切開で出産し、退院直前にOGTTをしました)。

でも、必ずしもそうなるとは限らないみたいですね。治るまで時間がかかる方や、そのままずっと治らないと言うことで悩んでいる方も。

 

 

なぜそうなってしまうのでしょうか。ひとつの可能性として「実は妊娠する前から軽度の糖尿病だったが気付いていなかった」ということが考えられます。

妊娠してから初めて耐糖能異常になる「妊娠糖尿病」と、もともと糖尿病だった女性が妊娠した「糖尿病合併妊娠」は違います。

一般的には、後者のほうがより血糖値は高めであることが多く、出産後も治ることは期待できないようです。

 

糖尿病合併妊娠について

妊娠前から糖尿病と診断されて治療をしていた方の場合は、いくつかの条件が満たされれば妊娠が許可されるそうです。赤ちゃんとママのトラブルを予防するため、HbA1cは7.0%未満、できれば6.2%未満が良いそうです。

また糖尿病合併症がある場合は、網膜症の場合は状態が安定していること、腎症があまり進行していないことが条件になります。

 

 

1型糖尿病の場合は治療をしてから妊娠することが多いでしょうけれど、2型糖尿病は進行がゆっくりでなかなか自覚症状が出ないため、自分が糖尿病だと気づかないまま妊娠して、気付いたときにはすでに合併症が…というケースもあるそうです。

妊娠前に糖尿病だったかどうかは、妊娠初期のHbA1cや血糖値を見ればある程度は判断できるようですが、妊娠前に「軽度の糖尿病」だった場合は分かりにくいのではないでしょうか。

そして、妊娠前から糖尿病だった場合は出産が済んでも治らないと思います。

 

産後は糖質摂取量に気を付けましょう

妊娠糖尿病が治って正常型になるまでの期間には個人差もあるみたいで、筆者のように2週間後には戻ったという方もいれば、半年ぐらいかかったという方もいらっしゃいます。

しかしそれまでの期間、ただ「まだ治らない…」と不安になっているだけではどうしようもありませんよね。

産後なかなか血糖値が正常値にならない方は、医師のチェックを受けながら糖質の摂取を控えめにして様子を見るといいです。

 

「授乳すれば大丈夫かも」と思うかもしれませんが、授乳でお腹が空いてついつい必要以上に食べすぎる方もいらっしゃいます。

もし仮に残念ながら妊娠前からの糖尿病があって治らなかったとしても、ちょっと食事に気を付けていれば合併症も出ず、健康な方と変わらない生活を送ることができます。

筆者のように産後「さぁーこれで治ったから大丈夫!」と大好きなご飯をモリモリ食べると、後でものすごく後悔することになってしまいます。みなさんは気を付けてください。